秋 – ページ 15 – 百人一首note

17. ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれないに 水くくるとは / 在原業平朝臣

17. ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれないに 水くくるとは / 在原業平朝臣

(読み)
ちはやぶる かみよもきかず たつたがわ からくれないに みずくくるとは / ありわらのなりひらあそん

(訳)
神代の昔にも聞いたことがない。竜田川が紅葉を散り流して水を紅葉の絞り染めにしているとは。

(枕詞)
ちはやぶる⇒神

(句切れ)
二句切れ

(解説)
・昔の恋人の藤原高子(ふじわらのたかいこ)のために屏風を題材に詠んだ歌。

・高子は56代清和天皇の后(二条の后)で、57代陽成天皇の母。

(出典)
01『古今和歌集』


(作者)
在原業平朝臣(ありわらのなりひらあそん)(825~880)。

・51代平城天皇の孫。阿保親王(あぼしんのう)の皇子。在原行平(16「立ち別れ」)の弟。

・六歌仙、三十六歌仙の1人。

・『伊勢物語』の主人公「昔男」のモデルとされる。情熱的な美男子、色好みとしても有名。

・近衛府(このえふ・官職の一つで皇族や高官の警備)。「在五中将(ざいごのちゅうじょう)」とも呼ばれる。

(参考)
・『応天の門』
・『超訳百人一首 うた恋い。』


(品詞)
・ちはやぶる
(枕詞)

・神代
名詞

・も
助詞・係助詞

・聞か
動詞「聞く」カ四(未然)
(か/き/く/く/け/け)

・ず
助動詞「ず」打消(終止)
未然形接続・特殊型
(〇/ず/ず/ぬ/ね/〇)

・竜田川
固有名詞

・からくれなゐ
名詞

・に
助詞・格助詞

・水
名詞

・くくる
動詞「くくる」ラ四(終止)
(ら/り/る/る/れ/れ)

・と
助詞・格助詞

・は
助詞・係助詞

(活用語)
ちはやぶる 神代も聞か ず 竜田川 からくれないに 水くくるとは

[動詞]
・聞く
・くくる

[助動詞]
・ず・・「ず」打消

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