梅 – 百人一首note

35. 人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける / 紀貫之

35. 人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける / 紀貫之

(読み)
ひとはいさ こころもしらず ふるさとは はなぞむかしの かににおいける / きのつらゆき

(訳)
あなたは、さあ、心変わりしているのかお心は分かりません。昔なじみのこの里では梅の花が昔と変わらず咲き誇っているのです。

(解説)
・大和(奈良)の初瀬・長谷寺(はせでら)へ行ったときに詠んだ歌。長谷寺は十一面観音で有名。(74)にも初瀬が出てくる。

(出典)
01『古今和歌集』


(作者)
紀貫之(868~945)

・『古今和歌集』の撰者。仮名序(仮名の序文)を書き、その中で六歌仙についても述べた。

・『土佐日記』の作者。女性を装い、かな文字で書かれた日本最古の日記文学。

・紀友則(33「ひさかたの」)の従兄弟。三十六歌仙の一人。


(品詞)

名詞


助詞・係助詞

いさ
副詞


名詞


助詞・係助詞

知ら
動詞「知る」ラ四(未然)
/り/る/る/れ/れ)


助動詞「ず」打消(終止)
(〇/ず//ぬ/ね/〇)

ふるさと
名詞


助詞・係助詞


名詞


助詞・係助詞


名詞


助詞・格助詞


名詞


助詞・格助詞

にほひ
動詞「にほふ」ハ四(連用)
(は//ふ/ふ/へ/へ)

ける
助動詞「けり」詠嘆(連体)
((けら)/〇/けり/ける/けれ/〇)
連用形接続・ラ変型

(活用語)
人はいさ 心も知ら ず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひ ける

[動詞]
・知る
・にほふ

[助動詞]
・ず・・「ず」打消
・ける・・「けり」詠嘆

ーーーーーーーーーーーーー

ページTOP