77. 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ / 崇徳院
(読み)
せをはやみ いわにせかるる たきがわの われてもすえに あわんとぞおもう(すとくいん)
(訳)
川瀬の急流が岩にせきとめられて分かれても、また下流で合わさるように、今2人が別れても将来再び逢おうと思う。
(出典)
06『詩歌和歌集』
(作者)
75代崇徳院(すとくいん)。(1119~1164)
・和歌が好きでよく歌の会を開いた。父の鳥羽院からは自分の子でないため愛されなかったと言われる。
・「保元(ほうげん)の乱」(1156)で、弟の後白河天皇に敗北し、讃岐国(さぬきのくに)に流された。
| 勝 〇 | 保元の乱 | 負 ✕ |
| 〇 後白河天皇(弟) | VS | ✕ 崇徳上皇(兄) |
| 〇 藤原忠通(兄)(76) | ✕ 藤原頼長(弟) | |
| 〇 平清盛(おい) | ✕ 平忠正(叔父) | |
| 〇 源義朝(兄) | ✕ 源為義(父)・源為朝(弟) |
(品詞)
・瀬
名詞
・を
助詞・間投助詞
・はや
形容詞「はやし」ク活用(語幹)
・み
接尾語
・岩
名詞
・に
助詞・格助詞
・せか
動詞「せく」カ四(未然)
(か/き/く/く/け/け)
・るる
助動詞「る」受身(連体)
未然形接続・下二段型
(れ/れ/る/るる/るれ/れよ)
・滝川
名詞
・の
助詞・格助詞
・われ
動詞「わる」下二(連用)
(れ/れ/る/るる/るれ/れよ)
・て
助詞・接続助詞
・も
助詞・係助詞
・末
名詞
・に
助詞・格助詞
・あは
動詞「あふ」ハ四(未然)
(は/ひ/ふ/ふ/へ/へ)
・む
助動詞「む」意志(終止)
未然形接続・四段型
(〇/〇/む/む/め/〇)
・と
助詞・格助詞
・ぞ
助詞・係助詞
・思ふ
動詞「思ふ」ハ四(連体)
(は/ひ/ふ/ふ/へ/へ)
(活用語)
瀬をはやみ 岩にせか るる 滝川の われても末に あは むとぞ思ふ
[動詞]
・せく
・わる
・あふ
・思ふ
[形容詞]
・はやし
[助動詞]
・るる・・「る」受身
・む・・「む」意志
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