20. わびぬれば いまはた同じ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ / 元良親王 – 百人一首note

20. わびぬれば いまはた同じ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ / 元良親王

20. わびぬれば いまはた同じ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ / 元良親王

(読み)
わびぬれば いまはたおなじ なにわなる みをつくしても あわんとぞおもう / もとよししんのう

(訳)
逢うことができず辛いので今となってはもうどうなっても同じこと。難波潟にある澪標のように、身を尽くしても逢いたいのです。

(句切れ)
二句切れ

(解説)
・59代宇多上皇の后、京極御息所(きょうごくのみやすどころ)との人目を忍ぶ恋の歌。

(出典)
02 後撰和歌集


(作者)
元良親王(もとよししんのう)(890~943)

・57代 陽成院(13「つくばねの」)の第一皇子だが、皇位は継げなかった。

・「いみじき色好み」、「一夜巡りの君」とも呼ばれた。

・『大和物語』などに親王の逸話が伝わる。


(品詞)
・わび
動詞「わぶ」バ上二(連用)
(び/び/ぶ/ぶる/ぶれ/びよ)

・ぬれ
助動詞「ぬ」完了(已然)
連用形接続・ナ変型
(な/に/ぬ/ぬる/ぬれ/ね)

・ば
助詞・接続助詞

・いま
名詞

・はた
副詞

・同じ
形容詞「同じ」シク活用(終止)
(〇/く/し/き/けれ/〇)

・難波
固有名詞

・なる
助動詞「なり」存在
連体形接続・形容動詞型
(なら/なり or に/なり/なる/なれ/なれ)

・み
名詞

・を
助詞・格助詞

・つくし
動詞「つくす」サ四(連用)
(さ/し/す/す/せ/せ)
(掛詞)
– 身を尽くし
– 澪標

・て
助詞・接続助詞

・も
助詞・係助詞

・逢は
動詞「逢ふ」ハ四(未然)
(は/ひ/ふ/ふ/へ/へ)

・む
助動詞「む」意志(終止)
(〇/〇/む/む/め/〇)

・と
助詞・格助詞

・ぞ
助詞・係助詞

・思ふ
動詞「思ふ」ハ四(連体)
(は/ひ/ふ/ふ/へ/へ)

 

(活用語)
わび ぬれ ば いまはた同じ 難波なる みをつくしても 逢は むとぞ思ふ

[動詞]
・わぶ
・つくす
・逢ふ
・思ふ

[形容詞]
・同じ

[助動詞]
・ぬれ・・「ぬ」完了
・なる・・「なり」存続

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