24. このたびは ぬさもとりあへず 手向山 もみぢの錦 神のまにまに / 菅家 – 百人一首note

24. このたびは ぬさもとりあへず 手向山 もみぢの錦 神のまにまに / 菅家

24. このたびは ぬさもとりあへず 手向山 もみぢの錦 神のまにまに / 菅家

(読み)
このたびは ぬさもとりあえず たむけやま もみじのにしき かみのまにまに / かんけ

(訳)
今度の旅ではお供えする幣も用意できていません。手向山の美しい紅葉を幣の代わりにするので神の御心にお任せします。

(句切れ)
二句切れ

(解説)
・898年10月、59代・宇多天皇のお供をして吉野の宮滝へ行き、奈良坂へさしかかったときの歌。

・幣(ぬさ)、錦、紅葉を、知的で華麗な連想でつないだ一首。

(出典)
01『古今和歌集』


(作者)
菅家(かんけ)は尊称。菅原道真(すがわらのみちざね)。(845~903)

・文章博士。学者、政治家。59代宇多天皇に重用され、右大臣にまで登った。

・漢詩集『菅家文草(かんけぶんそう)』『菅家後集(かんけこうしゅう)』を記す。

・遣唐使の廃止を提案。(参議篁(11「わたのはらや)が最初に提案)。

・901年、無実の罪で藤原時平に大宰府に左遷される。

・九州太宰府を始め全国の天満宮で天神様、学問の神様として信仰を集める。

<(参考)コミック『応天の門』灰原薬>


(品詞)
・こ
代名詞

・の
助詞・格助詞

・たび
名詞

・は
助詞・係助詞

・ぬさ
名詞

・も
助詞・係助詞

・とりあへ
動詞「とりあふ」ハ下二(未然)
(へ/へ/ふ/ふる/ふれ/へよ)

・ず
助動詞「ず」打消(終止)
未然形接続・特殊型
(〇/ず/ず/ぬ/ね/〇)
(ざら/ざり/〇/ざる/ざれ/ざれ)

・手向山
名詞

・もみぢ
名詞

・の
助詞・格助詞

・錦
名詞

・神
名詞

・の
助詞・格助詞

・まにまに
副詞

 

(活用語)
このたびは ぬさもとりあへ ず 手向山 もみぢの錦 神のまにまに

[動詞]
・とりあふ

[助動詞]
・ず・・「ず」打消

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