(ハナシノブ)
40. 忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで / 平兼盛
(読み)
しのぶれど いろにいでにけり わがこいは ものやおもうと ひとのとうまで / たいらのかねもり
(訳)
人に知られないように隠してきたけれど、私の恋心は顔色に出てしまったようです。恋に悩んでいるでしょうかと人から尋ねられるほどに。
(解説)
・960年村上天皇の「天徳内裏歌合わせ」で「しのぶ恋」で詠まれた。壬生忠実(41恋すてふ)と対決し、こちらの「忍ぶれど」が勝った。
(出典)
03『拾遺和歌集』
(作者)
平兼盛(たいらのかねもり)。(平清盛とは関係ない)。(~990)
(品詞)
・忍ぶれ
動詞「しのぶ」バ上二(已然)
(び/び/ぶ/ぶる/ぶれ/びよ)
・ど
助詞・接続助詞
・色
名詞
・に
助詞・格助詞
・出で
動詞「出づ」ダ下二(連用)
(で/で/づ/づる/づれ/でよ)
・に
助動詞「ぬ」完了(連用)
連用形接続・ナ変型
(な/に/ぬ/ぬる/ぬれ/ね)
・けり
助動詞「けり」詠嘆(終止)
(けら/〇/けり/ける/けれ/〇)
連用形接続・ラ変型
・わ
代名詞
・が
助詞・格助詞
・恋
名詞
・は
助詞・係助詞
・物
名詞
・や
助詞・係助詞
・思ふ
動詞「思ふ」ハ四(連体)
(は/ひ/ふ/ふ/へ/へ)
・と
助詞・格助詞
・人
名詞
・の
助詞・格助詞
・問ふ
動詞「問ふ」ハ四(連体)
(は/ひ/ふ/ふ/へ/へ)
・まで
助詞・副助詞
(活用語)
忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで
[動詞]
・しのぶ
・出づ
・思ふ
・問ふ
[助動詞]
・に・・「ぬ」完了
・けり・・「けり」詠嘆
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